2011年09月12日

アルコール摂取直後に体が受ける影響

お酒を飲む(=アルコールを摂取する)ことによって、人のカラダは様々な影響を受けますが、一般によく言われるような肝機能を低下させる、依存症の危険性があるといった話については、基本的に長年にわたってアルコールを摂取し続けた場合に出てくる「長期的な影響」です。

もちろんアルコールには、酩酊する――いわゆる酔っぱらうことを代表として、摂取した直後から様々な影響を人体に与えます。ここでは、アルコール摂取による酩酊以外の「短期的な影響」について、簡単にまとめてみたいと思います。

血管が拡張する
アルコールには血管拡張作用があります。お酒を飲んで顔が赤くなる人が多いのは、血管が広がっている証拠です。血管が拡張すると当然、血流も良くなり、心拍数が増加します。アルコールにあまり強くない人の中には、お酒を飲むと心臓がバクバクするという方もいるようですが、これは心拍数の増加が主な原因といえるでしょう。

利尿作用がある(脱水症状に陥りやすい)
これも代表的なアルコールの影響です。ここでいう利尿作用には、発汗促進も含まれます。人によって程度は大きく異なりますが、アルコールを飲めば飲むほど「喉が渇く」ということになり、それがまたアルコール飲料の摂取を促進するという結果になることもあります。もちろん、アルコールの有無を問わず飲料の摂取をやめれば、体から水分が出て行く一方ですから、脱水症状に陥りやすいともいえます。派手に飲んだ翌朝、猛烈に喉が渇くという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

この間、体の内部で起こっていることに目を向けてみると、血液の粘性が高まることから、血液の循環が徐々に悪くなっていきます。飲みすぎた翌朝の異常に喉が渇いているという状態は、実は体に大きな負担がかかっていることの表れなのです。

アルコール分解のため、肝臓が働く
アルコールの摂りすぎが肝機能の低下を促すということは非常に有名ですが、これはアルコールの分解が肝臓で行われるからです。人体に吸収されたアルコールは、肝臓でまずアセトアルデヒドという物質に分解されます。このアセトアルデヒドは、完全な「毒」であるため、肝臓はさらに必死になってアセトアルデヒドを無毒な酢酸に分解しようとします。

いわば2段階にわたってアルコールは分解されるわけですが、もし分解しきれない場合は、あのツライ二日酔いに悩まされることになります。分解しきれないということは、肝臓の処理能力のキャパを超えているというわけで、この2段階の分解作業は、肝臓にとっても相当な大仕事であることがわかるでしょう。

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2011年08月26日

アルコールの害と影響について

私は基本的にお酒が大好きです。お酒の厳密な定義はよく分かりませんが、「アルコールが入った飲み物」ということで、ほぼ問題ないでしょう。

つまり、お酒が大好きということは、アルコールが大好きということにほかなりません。ご存知のとおり、アルコールについては、古くからいろいろな害や悪影響が指摘されていますが(アメリカでは禁酒法が施行されていた時代もあります)、正直、好きなものの悪い面というものは、なかなか真正面から向き合って考えることができないものです。

私の場合、今回の禁酒ダイエットによって、あらためて「お酒を飲まない生活」の素晴らしさを知ったわけですが、その一方で、飲みたいときには飲むという「お酒と上手に付き合う生活」にも大きな魅力を感じています(実際、現在は飲みたいときに飲む「節酒ダイエット」を実践しています)。

せっかく自分でアルコールの摂取量をコントロールできる(と思います…)ようになったわけですから、この機会に、しっかりとアルコールと向き合ってその本質と正体を調べ、アルコールの害と影響について知識を蓄えたいと思っています。

これまで20年近くにわたり、500mlのビール換算で3〜6本くらいは毎日飲み続けてきたわけですから、アルコールの害と影響を知ると「ヒエーッ」という気分にもなりそうですが、今後の人生で同じ轍を踏まないためにも、きっちり把握していきたいと思います。

現段階でざっと思いつくアルコールの害と影響(悪影響)は、次のとおりです(順次追加していきます)が、こうやって文字で並べてみると、やっぱり嫌ですねぇ。

1.酩酊による事故が起きやすくなる
2.肝臓をはじめとして内臓をむしばむ
3.脳が委縮する(痴呆になりやすい?)
4.発がん性物質である
5.依存体質になる
6.アルコールは合法ドラッグ!? >詳細
posted by N(エヌ) at 14:13 | Comment(0) | アルコールの害と影響 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月22日

アルコールはやっぱり合法ドラッグ!?

ドラッグ(麻薬)の定義はいろいろあるようですが、おおむね次の条件を満たすものだとされています。

・酩酊や多幸感をもたらすもの
・強力な依存性や耐性があるもの
・毒性が強く健康を害するおそれがあるもの
・日本において麻薬及び向精神薬取締法において麻薬に指定されているもの

最後の項目を除けば、アルコールという物質はそのすべてに当てはまるといえるでしょう。お酒は飲めば酩酊しますし、飲み続ければ依存症になります。「酒は百薬の長」と呼ばれることもありますが、やはり健康に害を及ぼすという側面のほうが強いのではないでしょうか。

もちろん、アルコールの摂取は法律で認められています。しかし、性質上はあきらかにドラッグに類似するものであり、やはり「合法ドラッグ」と捉えるべきなのかもしれません。

個人的にお酒は大好きですし、現在のように自由に飲める世の中であるべきだと思いますが、もう少し「合法ドラッグである」という認識は世の中に広まっても良い気がします。お酒のせいで(もちろん自業自得ではありますが)、人生がボロボロになった人はやっぱりたくさんいるはずですから…。
posted by N(エヌ) at 15:57 | Comment(0) | アルコールの害と影響 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする