禁酒本を読む
意外に数が少ないのですが、禁酒を促すためのセラピー本というかマニュアル本もあります。特に、アレン・カー著の『読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー』は有名どころです。個人的には、故中島らも氏の自伝的小説『今夜、すベてのバーで』を読むほうがおススメですね。
断酒会に参加する
酒害に苦しむ人やその家族などを救うために「断酒会」と呼ばれるものが存在します。国内で最も大きい組織は全日本断酒連盟で、2011年3月からは公益社団法人となっています。各地域で開催される例会で自身や家族が経験談を語り、アルコール依存症の実態と真正面から向き合うことで、断酒の実現を目指すという組織です。相談窓口は全国各地に存在し、アルコール専門の医療機関などがその役割を担っているケースもありますので、興味のある方は問い合わせてみるとよいと思います。
AAに参加する
AAとは、アルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)のことで、基本的には断酒会の一種です。直訳すると「無名のアルコール依存症者たち」という意味ですが、アメリカから発祥した世界規模の断酒ミーティンググループといえるでしょう。日本国内でも各地でミーティングが行われていますので、こちらも気になる方は問い合わせてみるとよいでしょう。
抗酒薬(抗酒剤)を利用する
これは最後の手段に近いですね。抗酒薬とは、アルコールの代謝(分解)過程で発生するアセトアルデヒドの分解を「抑制する」薬剤です。アセトアルデヒドは二日酔いの主因となる毒性物質ですから、これが分解されないとなると非常に不快な状態に陥ります。抗酒薬としては、シアナミド(シアナマイド液)やジルスフィラム(ノックビン)が利用されますが、人体に害を及ぼす毒性物質の分解を抑えるわけですから、医師の処方と指導に従った適切な使用が不可欠となります。
※硬軟織り交ぜて…と思ったのですが、何だか本格的なものが中心になってしまいました。「こんな方法もあるよ」というものがありましたら、ブログコメントかツイッターでお教えいただければ幸いです。