毎日飲んでいたころは、仕事終わり=晩酌開始でしたので、いわゆるプライベートタイムはすべて酩酊していました。もちろん、前後不覚に陥っているわけではありません。楽しく飲んで、家にいるならテレビも見て、風呂なども入るのですから、何も時間が飛んでいるということではありません。

もともと本を読む以外に取り立てて趣味などはないのですが(強いて挙げれば、お酒を飲むことでした)、こうして素面(シラフ)で過ごす夜が増えると、「酔っぱらっていなければ、もっと色んなことができたのにな…」という気持ちになってしまうことは事実です。
もちろん、これまでの飲み生活が全部ムダだったとは思いませんが、それに費やす時間が大きすぎたのは確かでしょう。ただ、非常に幸いなことは、私の場合「お酒を飲まない生活の素晴らしさ」に気づくことができました。
今でも、お酒は本当に美味しいと思っていますし、今後も上手に付き合っていきたいと思います。ただ、それと同時に、お酒を飲まない生活の素晴らしさも、皆さんに知ってもらいたいと考えています。