その理由は、タンパク質が筋肉や血液、臓器といったカラダの主要部分の材料となっているからですが、タンパク質が不足すると、疲れた臓器の回復に支障をきたしたり、あるいは筋肉が分解されて弱くなってしまうといった事態が起こってしまうのです。
特にダイエットにおいては、筋肉の分解(専門用語では異化といいます)が大きな問題であり、タンパク質不足から筋肉が減ってしまうと、基礎代謝が落ちる、すなわちリバウンドしやすい体になってしまうわけです。

タンパク質は英語でプロテイン(pretein)といいます。近年流行しているプロテインダイエットは、置き換えダイエットの一種ですが、通常の置き換えダイエットでは不足しがちなプロテインを多量に配合している点に特徴があります。低カロリーな食事に置き換えつつも、たんぱく質の摂取量はきっちりと確保することで、リバウンドのしにくい健康的なダイエットを目指すわけです。
こうしたタンパク質とお酒(アルコール)の関係ですが、正直いって相性はあまり良くありません。アルコールにはそもそもタンパク質を変性させる性質が備わっていますし、アルコールのカロリーを気にして食事量を減らすことが、たんぱく質の摂取量に影響を与える可能性もあります。
一番の問題は、アルコールの分解(代謝)は肝臓で行われるということ。アルコールの分解のために肝臓は大いに疲弊しますが、その修復・回復の材料となるのはタンパク質です。つまり、アルコールを大量に摂取すればするほど、大量のタンパク質が必要になるというわけです。
自分では「酒のつまみとして、刺身や肉など大量のタンパク質を取っているから大丈夫」と思っていても、実は、そのタンパク質はすべて肝臓の修復・回復に使われているとしたら……やはり筋肉の維持に回るたんぱく質は不足してしまうでしょう。
プロテインなどのサプリメントに頼らないかぎり、たんぱく質だけを集中的に摂取することは困難です。このタンパク質確保という点から見ても、ダイエット中のお酒は控えめにしたいものです。
<追記>ちょっと調べてみると、健康系通販の最大手のケンコーコムでもプロテインダイエットは買えるんですね。普通のプロテインも格安なのでケンコーコムはよく見ていたんですけど、全然知らなかった…。

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